2024年4月から施行された建設業の時間外労働上限規制により、塗装業界でも働き方改革が本格化しています。愛知県知立市を拠点とする株式会社天狗堂では、工場建屋や機械設備の塗装、一般住宅の塗装・防水工事を手掛けながら、労働環境の改善と生産性向上を両立する取り組みを進めてきました。本記事では、安城市・知立市エリアにおける塗装業界の現状と、当社が実践する働き方改革の具体的な実例をご紹介します。
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株式会社天狗堂は愛知県知立市を拠点に、工場建屋の塗装・防水工事、機械設備の塗装、一般住宅の塗装・防水、仮設足場工事、清掃工事を手掛けています。
建設業2024年問題とは?塗装業界への影響
時間外労働の上限規制の内容
2024年4月より、建設業にも働き方改革関連法に基づく時間外労働の上限規制が適用されました。これにより、時間外労働は原則として月45時間・年360時間以内に制限され、臨時的な特別の事情がある場合でも年720時間、単月100時間未満、複数月平均80時間以内という厳格な基準が設けられています。
これまで建設業は適用が猶予されていましたが、2024年問題と呼ばれるこの規制により、業界全体で大きな転換期を迎えています。厚生労働省の調査によると、建設業の年間実労働時間は全産業平均と比較して約300時間長く、長時間労働が常態化していた実態が明らかになっています。
塗装業界が直面する課題
塗装業界では、天候に左右される屋外作業が多く、工期の遅れを取り戻すための残業や、繁忙期の長時間労働が常態化していました。また、熟練工の高齢化と若手不足により、限られた人員での作業が求められ、一人当たりの労働時間が増加する傾向にありました。
安城市・知立市の塗装業界の現状
地域の建設需要と塗装業の役割
愛知県西三河地域に位置する安城市と知立市は、自動車産業を中心とした製造業が盛んな地域です。工場や倉庫などの産業施設が多く、定期的なメンテナンスとして塗装・防水工事の需要が安定しています。また、住宅地も多く、一般住宅の外壁塗装や屋根塗装の需要も継続的に発生しています。
特に知立市は名古屋市への通勤圏内として住宅開発が進んでおり、築10年以上経過した住宅の塗り替え需要が増加傾向にあります。株式会社天狗堂では、こうした地域特性を活かし、工場建屋から一般住宅まで幅広い塗装工事を手掛けています。
人材確保の現状
愛知県の建設業就業者数は減少傾向にあり、特に若年層の入職者確保が課題となっています。塗装業においても、技能労働者の高齢化が進む一方で、3K(きつい・汚い・危険)というイメージから若手の応募が少ない状況が続いていました。
しかし、働き方改革の推進により労働環境が改善されつつあり、週休2日制の導入や残業時間の削減などの取り組みが、若手人材の確保に効果を上げ始めています。
地域の建設需要は安定している一方で、人材確保が最大の課題です。働き方改革による労働環境の改善が、若手人材獲得の鍵となっています。
株式会社天狗堂の働き方改革実例
労働時間管理の徹底
当社では2023年より、勤怠管理システムを導入し、従業員の労働時間を正確に把握する体制を整えました。現場ごとに出退勤をスマートフォンアプリで記録し、リアルタイムで本社が把握できる仕組みを構築しています。これにより、時間外労働の実態を可視化し、月45時間を超えそうな従業員には事前に警告を出すことで、上限規制の遵守を実現しています。
また、週次で労働時間の集計を行い、管理職が各チームの状況を把握することで、業務の平準化や人員配置の最適化を図っています。
週休2日制の導入
建設業界では週休1日が一般的でしたが、当社では2024年4月より完全週休2日制を導入しました。土日を基本の休日とし、工期の関係で土曜出勤が必要な場合は、平日に振替休日を取得する制度を整備しています。
週休2日制の導入により、従業員の疲労回復やプライベートの時間確保が実現し、離職率の低下にもつながっています。また、求人応募数も増加傾向にあり、働き方改革が人材確保にも効果を発揮しています。
生産性向上のための施策
工程管理の最適化
労働時間を削減しながら工期を守るためには、工程管理の最適化が不可欠です。当社では、塗装工事の各工程(下地処理、養生、塗装、仕上げ)を細分化し、天候や気温などの条件を考慮した最適なスケジュールを立てています。
特に天候の影響を受けやすい外壁塗装では、気象予報を活用した柔軟な工程変更を行い、雨天時は屋内作業や準備作業に切り替えることで、無駄な待機時間を削減しています。また、複数の現場を並行して進めることで、天候不良時でも他の現場で作業を継続できる体制を構築しています。
多能工化の推進
従業員の多能工化を推進することで、人員配置の柔軟性を高めています。塗装職人が足場工事や防水工事の技能も習得することで、一つの現場で複数の工程を担当できるようになり、工期の短縮と効率化を実現しています。
多能工化により、繁閑差による労働時間のばらつきも平準化され、特定の従業員に負担が集中することを防いでいます。
工程管理のポイント
天候対応:気象予報を活用した柔軟なスケジュール調整
並行作業:複数現場の同時進行による効率化
準備徹底:事前準備による現場作業時間の短縮
多能工化のメリット
柔軟性:状況に応じた最適な人員配置が可能
効率化:工程間の待ち時間を削減
技能向上:従業員のスキルアップと評価向上
若手育成と技術継承の取り組み
体系的な研修制度
当社では、新入社員に対して3ヶ月間の基礎研修を実施しています。座学で塗装の基礎知識や安全管理を学んだ後、先輩職人とのOJTで実践的な技能を習得します。研修期間中は無理な残業をさせず、基本的な技術をしっかりと身につけることを優先しています。
また、中堅社員向けには、施工管理や現場監督のスキルを習得する研修も実施し、将来的なリーダー育成にも力を入れています。
資格取得支援
塗装技能士、足場の組立て等作業主任者、高所作業車運転技能講習など、業務に必要な資格の取得を全額会社負担で支援しています。資格取得により手当も支給され、従業員のモチベーション向上につながっています。
デジタル化による業務効率化
施工管理システムの導入
クラウド型の施工管理システムを導入し、見積作成から工程管理、写真管理、完了報告まで一元管理しています。現場からスマートフォンやタブレットで直接情報を入力できるため、事務所に戻って報告書を作成する手間が省け、残業時間の削減につながっています。
また、過去の施工データを蓄積することで、類似案件の見積精度が向上し、工期の見積もりも正確になりました。これにより、無理のない工程計画が立てられるようになっています。
ペーパーレス化の推進
図面や資料のデジタル化を進め、現場での確認作業を効率化しています。タブレット端末に図面を保存し、必要な情報をすぐに参照できる環境を整えました。また、顧客とのやり取りもメールやオンライン会議システムを活用し、移動時間の削減にも取り組んでいます。
今後の塗装業界の展望
建設業2024年問題を契機として、塗装業界全体で働き方改革が加速しています。今後は、さらなる省力化技術の導入や、AIを活用した工程最適化などが進むと予想されます。
また、若手人材の確保が進むことで、業界全体の技術レベルの底上げも期待されます。当社としても、継続的な労働環境の改善と技術革新に取り組み、地域の建設業界を牽引していく存在を目指しています。
特に安城市・知立市エリアでは、製造業の設備投資に伴う工場塗装の需要や、住宅リフォーム需要が継続的に見込まれており、働きやすい環境を整備することで、優秀な人材を確保し、地域に貢献していきます。
まとめ
建設業2024年問題により、塗装業界でも働き方改革が本格化しています。株式会社天狗堂では、労働時間管理の徹底、週休2日制の導入、工程管理の最適化、多能工化、デジタル化など、多角的な取り組みを実施し、労働環境の改善と生産性向上を両立させています。
これらの取り組みにより、従業員の離職率低下や求人応募数の増加など、具体的な成果も現れています。今後も継続的な改善を重ね、地域の塗装業界のモデルケースとなることを目指しています。
株式会社天狗堂では、働きやすい環境で長く活躍できる職場づくりを進めています。塗装業界でのキャリアをお考えの方は、ぜひ当社の取り組みをご覧ください。
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