外壁塗装を検討される際、多くの方が疑問に思うのが「いつ頃に塗装工事を行うのがベストなのか」ということです。塗装工事は気温や湿度といった気象条件に大きく左右されるため、適切な時期を選ぶことが美しい仕上がりと長期的な耐久性を実現する重要なポイントになります。
 

 
知立市を拠点とする株式会社天狗堂では、昭和8年の創業以来85年にわたり愛知県・三重県・静岡県で工場や建物の外壁塗装工事、屋根塗装工事、防水工事を手がけてまいりました。長年の経験を通じて培った技術力と、地域の気候特性を熟知した専門知識により、お客様の建物にとって最適な施工時期をご提案いたします。
 

塗装工事に適した気象条件と業界基準

外壁塗装工事の品質を左右する最も重要な要素が気象条件です。適切な環境下で施工することにより、塗膜の美しい仕上がりと長期的な耐久性を実現できます。
 

■気温5℃以上・湿度85%以下が基本条件

日本建築学会が発行する「建築工事標準仕様書・同解説 JASS18塗装工事」では、塗装工事の基本条件として以下のように規定されています。
 

業界基準
塗装場所の気温が5℃未満、相対湿度が85%以上の場合は、原則として塗装作業に着手しない
この基準は多くの塗料メーカーでも共通して採用されており、塗料の適正な乾燥と硬化に必要不可欠な条件となっています。

 
気温が5℃を下回ると塗料の乾燥時間が極端に長くなり、適切な塗膜形成が困難になります。また、湿度85%以上の環境では塗料中の水分が蒸発しにくく、塗膜表面に不具合が生じる可能性が高まります。
 

■気象条件が塗装品質に与える影響

不適切な気象条件下での塗装工事は、以下のような品質問題を引き起こす可能性があります。

気象条件
発生する不具合
影響
低気温(5℃以下)
乾燥不良、結露による表面不良
塗膜剥離、耐久性低下
高湿度(85%以上)
艶引け、白濁化
外観不良、保護性能低下
高温(35℃以上)
急速乾燥、塗膜厚不足
塗装ムラ、密着不良
降雨時
塗料の流れ、希釈
塗膜不足、密着不良

「参照:外壁塗装・屋根塗装ならプロタイムズ」
 

知立市の気候特性と塗装工事への影響

知立市を含む愛知県は太平洋岸気候区に属し、四季を通じて比較的温和な気候に恵まれています。しかし、季節ごとの気候変動は塗装工事の品質に大きな影響を与えるため、地域特性を理解した施工計画が重要です。
 

■愛知県の年間気候データ

気象庁のデータによると、愛知県の気候は以下の特徴を持っています。
 

時期
平均気温
湿度傾向
塗装適性
春(3-5月)
12-22℃
適度(50-70%)
◎ 最適
夏(6-8月)
24-28℃
高湿度(70-85%)
△ 要注意
秋(9-11月)
17-24℃
適度(60-75%)
◎ 最適
冬(12-2月)
4-10℃
乾燥(40-60%)
○ 可能

「参照:気象庁名古屋地方気象台」
 
愛知県の年平均気温は約15.8℃、年間降水量は約1,535mmとなっており、全国的に見て塗装工事に適した気候条件を持つ地域と言えます。
 

■知立市特有の地域条件

知立市は愛知県のほぼ中央部に位置し、以下の地域特性があります。
 
・交通環境による影響
知立市には東海道本線、名鉄三河線、国道1号線、23号線などの主要交通路が集中しており、排気ガスによる外壁汚れが発生しやすい環境にあります。このため、防汚性に優れた塗料の選択と適切な施工時期の選定が重要になります。
 
・内陸性気候の特徴
海岸部と比較して気温の日較差が大きく、特に春と秋の朝夕の気温変動に注意が必要です。結露の発生を避けるため、早朝や夜間の施工は避け、日中の安定した時間帯での作業が推奨されます。
 

 

春・秋が最適な理由と各季節の特徴


塗装業界では春と秋が最適な施工シーズンとして知られており、多くの塗装専門業者がこの時期に集中して工事を行います。知立市においても、地域の気候特性を考慮すると春と秋が最も安定した塗装工事が可能な季節です。
 

■春季(3~5月)の塗装メリット

春は外壁塗装にとって理想的な気象条件が揃う季節です。
 

気温・湿度条件

最適気温:15-25℃の安定した気温

適度湿度:50-70%で乾燥が良好

晴天率:曇天日も含め安定した天候

工事環境メリット

乾燥時間:塗料の標準乾燥時間で施工可能

作業効率:職人の作業環境が良好

仕上がり:均一で美しい塗膜形成

 
注意点として、春は花粉の飛散時期と重なるため、塗装面への花粉付着を防ぐ対策が必要です。また、塗装業界の繁忙期にあたるため、優良業者は3か月前から予約が埋まる傾向があります。
 

■秋季(9~11月)の塗装メリット

秋も春同様、外壁塗装に最適な季節として高く評価されています。
 

気候の安定性

気温安定:17-24℃の過ごしやすい気温

低湿度:60-75%と乾燥しやすい環境

台風後:10月以降は台風の影響が少ない

長期耐久性

塗膜硬化:冬季前の十分な硬化期間

密着性:安定した気候による優れた密着

防水性:梅雨前までの長期養生期間

 
秋の塗装工事は、冬から春にかけての長期間で塗膜が十分に硬化し、次の梅雨季節を迎える前に完全な防水性能を発揮できるメリットがあります。
 

夏・冬の塗装工事と注意点

春と秋が最適とはいえ、適切な対策を講じれば夏や冬でも良質な塗装工事は可能です。知立市の気候特性を踏まえた各季節の対策をご説明いたします。
 

■夏季塗装の課題と対策

夏季の塗装工事では、高温多湿という環境条件に対する適切な対策が不可欠です。
 
・主な課題
梅雨時期(6-7月): 湿度85%以上の日が多く、工期延長のリスク。
猛暑期(7-8月): 外壁表面温度が50℃以上に上昇、急速乾燥による不具合。
台風シーズン: 突発的な強風雨による工事中断。

 
・対応策
塗料選択: 溶剤系塗料の採用で乾燥性向上。
施工時間: 早朝・夕方の涼しい時間帯での作業。
養生強化: 突然の雨に対する完全防水養生。
工期調整: 天候を見極めた柔軟なスケジュール管理。

 

■冬季塗装の課題と対策

知立市の冬は比較的温暖ですが、朝晩の冷え込みと結露発生に注意が必要です。
 
・主な課題
低温期(12-2月): 朝晩の気温低下による結露発生。
日照時間: 短い日照時間による乾燥時間。
 
・対応策
時間帯管理: 午前10時以降の気温上昇後から作業開始。
乾燥時間延長: 標準より長めの乾燥時間を確保。
結露対策: 湿度計による現場環境の常時監視。
塗料調整: 低温対応型塗料の使用検討。

 

季節
メリット
デメリット
対策の重要度
夏季
日照時間長い、業者の予約取りやすい
高温多湿、台風、梅雨
★★★
冬季
乾燥した空気、業者の予約取りやすい
低温、短い日照時間
★★☆

「参照:愛知県気候変動適応センター」
 

知立市での最適な塗装時期選択のまとめ

知立市における外壁塗装工事では、地域の気候特性を十分に理解した上で施工時期を選択することが重要です。春(3-5月)と秋(9-11月)は気温・湿度ともに塗装に最適な条件が整いやすく、美しい仕上がりと長期的な耐久性を実現できる季節として推奨されます。
 
一方で、夏季や冬季であっても適切な対策を講じることで良質な塗装工事は可能です。特に知立市は愛知県内でも比較的温和な気候に恵まれているため、専門業者による適切な施工管理があれば年間を通じて塗装工事を行うことができます。
 
株式会社天狗堂では、85年間の豊富な経験と地域密着の強みを活かし、知立市・刈谷市・大府市をはじめとする愛知県内全域で、お客様の建物の状況と気候条件を総合的に判断した最適な施工時期をご提案いたします。工場や建物の塗装工事をご検討の際は、ぜひ専門スタッフまでお気軽にご相談ください。
 


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